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      着々と キム・ギドク監督作品 制覇中 ^^
















* 四季に込められた人生の四季
無邪気な幼い僧の少年期、青年期、中年期を経て壮年期に至る波乱の多い人生史が、
神秘的な湖の上の庵の美しい四季の上に描かれる。

春... 業: 悪戯にはまった子供、殺生の業を始める。
万物が生成する春。
森で取った蛙と蛇、魚に石をぶら下げて苦しめる 意地の悪い悪戯にはまって 無邪気に笑う子供。
その姿を見守った老僧は 眠った子供の背に石を縛りつける。
眠りから覚めた子供がべそをかいて大変だと哀訴すると、
老僧は過ちを戻すことができないなら 一生の業になると言う。

夏... 欲望: 愛に目覚めた少年、執着を知るようになる。
子供が成長して17歳の少年になった時、山寺に同い年の少女が療養しに来る。
少年の心に少女に向けた熱い愛が沸き立ち、老僧も彼らの愛を感知する。
少女が去った後、もっと深くなる愛の執着を捨てることができなかった少年は 山寺を出て…。

秋... 怒り: 殺意を抱く男、苦痛に陥る。
寺を出た後、十数年ぶりに裏切った妻を殺した殺人犯になって 山寺に逃げてきた男。
紅葉のように赤く燃える怒りと苦痛に勝つことができずに仏像の前で自殺を試みると、
彼を激しく鞭打つ老僧。
男は老僧が床に書いてくれた般若心経を刻みながら心を鎮めて…。
男を送り出した静かな山寺で、老僧は茶毘式を行なう。

冬... 公: 無意味を感じる中年、内面の平和を求める。
中年になって廃墟になった山寺に帰って来た男。
老僧の舎利を収集して氷の仏像を作って、
冬の山寺で心身を修練して内面の平和を求める日々を過ごす。
寺を尋ねて来た 名前も知らない女性が 幼い子供のみを残したまま去り…。

そして春...新しい人生の四季が始まる。
老人になった男は、いつのまにか育った幼い僧と一緒に 山寺の平和な春の日を過ごしている。
幼い僧は、その昔の春の子供のように蛙と蛇の口の中に小石を入れる悪戯をして、
無邪気に笑っている…。


監督 :  キム・ギドク
出演 :  オ・ヨンス、 キム・ジョンホ


■ 公式サイトは こちら。







まず 一言。  映像が綺麗!
これが あの キム・ギドク監督の映画?と 視聴し始めた時の感想。^^; 
自然の山々に囲まれた 湖上に浮かぶお寺での 老僧と童子僧の生活。
その童子僧の成長の過程を 四季の変化に例えて 5部に編成されたストーリー。
この 四季の変化の風景が 凄く綺麗。 
風景を見ると 心が洗われるようで ホント、素直に癒された。
切り取って 額縁に飾って眺めていたいような そんな自然の綺麗さでした。









緑の自然の中に佇む 一艘の木のボートと 木造のお寺。
いつもの作品に登場してくるような 色鮮やかなオブジェ的なモノはないけど
(オブジェ・・・・というか 唯一 観音菩薩像が 印象的だった。)
その木造の寺の建物の中に やはり 色とりどりの、目を引くような模様があったり。
色とりどりといえば 秋のシーンで 犯罪を犯し、寺に戻ってきた青年僧が
心を落ち着かせるために彫った般若心経に 老僧や刑事達が色を塗るシーン。
黒く薄汚れた床に 彫っただけでも おお!@@てな感じだったのに 
そこに 鮮やかな色を塗るとは キム・ギドク監督らしい。
てか 彫る前に書いた般若心経の、墨をつけた筆が 猫の尻尾じゃん^^; 驚いた。


キム・ギドク監督らしさが感じられたのは
やはり 同じく 秋のシーンなんだけど 
罪を犯した青年僧が お堂で 目と口を「閉」の字の紙で封印される表現かな。
同じく ちょっと気味が悪かったのは
冬に 子供を寺に連れてやってくる母親の 紫の布でぐるぐる巻きになった首から上。
もしや、子供を置き去りにする理由が その首から上に なんらか、あったのか
それとも 自分の素顔を知られたくなく隠そうとしたのか
子供を置き去りにするという罪からの自分を恥じる意味なのか
色々な意味が含まれていそう。
( 映画  【 時間 】  を思い出す >< )


最初の春のシーンの  
童子僧が 魚や蛙や蛇に、糸で石を巻きつけ もがいている姿を面白そうにケラケラと笑い、
それを後ろから 叱ることなく ジ~っと見つめる老僧。
老僧は どんどん エスカレートしていく童子僧の体に石を巻きつけ
自分が小動物にしてきた同じ苦しみを 味あわせるんですが
なんだか ドキッとした。
もちろん悪い事なんだけど 一見 子供がやりそうな悪戯。
(・・・・・何を隠そう。私も、小さい時 トンボの尻尾に糸を結び、
         まるで犬の散歩のように 糸を持ちながら飛ばした記憶があります (_ _。)・・・) 
体で 悪い事だと教えようとしたのでしょうか。

全部、石を取り除き、もし ひとつでも死なせたら 
             お前も一生 重い石を背負わなければいけない。


これは 幼少期でも かなり ショッキングな出来事。


この春の場面で 「この映画は 学校の道徳の時間にピッタリかも!」と思った。
・・・・けど 夏の場面で 撤回 ( ̄ー ̄;
小学生には 見せられませんわw いくら何でも。(爆)
予想はしてたけど あまりの風景の美しさと 春の季節での物語に 
キム・ギドク監督が 作品の中でいつも描く 私の中ですっかり忘れかけていた 「 欲 」 。
夏は こんな物語だったのですね@@
いやぁ~ 周りの自然の美しさとは対照的な 人間の生々しい「 欲 」 に やられた気分。
ここでも 見て見ぬフリをしていたのか否か
老僧は 最後にキツいおしおきをするのよね。
それにしても この「夏」の少年僧。 「ジファンの若い頃?!」かと思っちゃった ^^; オイオイ


そして 夏の終わりに 少女を追いかけ 寺から出て行った若僧は
罪を犯して 秋に 寺に戻ってくる。
そして 自分の犯した罪を悔い、反省し 懺悔の期間に。
そしてまた 老僧も 自分の命を絶つ。
視聴中は 「何で死ぬの?」と思ったけど 後でリピして ようやく理解できたような。
幼い頃から一緒にすごしてきた若僧に 自分の息子同様に 情が移ってしまったのよね。
その息子同様の青年僧を 俗世に出し (勝手に出てったんだけど) 
罪を犯した人間として戻ってきたのは 自分のせいだという自責と
再び 俗世へ行かせたくないという、自分の欲に気づいたから。


季節は変わり 極寒の冬。
壮年僧は また寺に舞い戻り 自分の肉体と精神を 極限まで鍛錬し修行する。
そして ある親子がやってくるのだけど 
子供を寺に残して去ろうとする母の命が亡くなり 幼子と二人きりになる。
その後 悟りの境地に達するために
あの 自分の中で封印していた、あの幼い頃の苦い思い出の 重い石を引っ張りながら 
観音菩薩像を片手に 山頂に上るんだけど
その時に流れる曲も また 印象深い、民謡調の 余韻の残る曲だった。
( 『 旌善 ( チョンソン ) アリラン 』 という 韓国民謡なのだそう )
山頂から見える 寺がある湖。 大きな観音菩薩像も そこから見守っていたのよね。
上手く 言葉で表現できないんだけど なんだか 感動。


タイトルにある 【 ・・・・・そして春 】 の終章。
春夏秋冬・・・と季節が巡り、巡っていく自然の摂理のように 
人の運命もまた 巡り巡っていく様が スンナリと入ってくる。
『 輪廻転生 』 とか 『 因果応報 』 と いう言葉の意味を 考えさせられるのよね。





ここで キャストを ざざ~~~っと。









老僧役の オ・ヨンス。
私は お初です。大々ベテラン俳優さんなのですね@@
台詞より表情で演技する方が多い この映画だけど 
時々 いかりや長介に見えちゃったりしたけれど>▽< なんだか迫力あるわ。


<冬>の 壮年僧役の キム・ギドク。
時々 自分の作品に俳優として出演されてるのは知ってたけど
【息】でも 顔はハッキリ見えなかったり・・・で 今回 ハッキリ目にすることができた一作。
勿論 インタビュー記事などネットで見て 顔はわかってたつもりですが
なんだか 吉本のほんこんと 香田○を 足して2で割ったような・・・ ( ̄w ̄) 
いざ 作品視聴すると 俳優としては なんだか素人っぽい^^; 
でも 案外たくましいカラダしてるのね (^∀^;)
凍った湖の上で舞ったり(気功?)
凍った滝に 観音菩薩像を彫る キム・ギドク監督を見て なんだか ある意味 感動(爆)。


<夏>の 少年僧役の ソ・ジェギョン。
↑でも述べたけど 顔立ちが ちょっぴりカン・ジファンを学生時代?にしたような。^^;
少年僧なのに 年頃の年代の男子ってコトで
ギラギラした少年僧を 頑張って演じてたのには拍手です。
映画【トンマッコルへようこそ】に出てたんですね。 ミアネ・・・記憶ナッシング状態><


<秋>の 青年僧役の キム・ヨンミン。
そそそ! 映画【受取人不明】での印象が大ですわ。
<春>~<夏>と比べて いきなり 体格も顔も変わったけど(爆)
俗世にいた・・・って事で この方をキャスティングされたのかしら?
でも 犯罪を犯してしまったという 半狂乱の青年僧は さすが上手かったです。


<夏>に 修行に寺にやってきた少女役の ハ・ヨジン。
私 てっきり 【受取人不明】に出てた、あの片目の少女かと思ってたら 違ったし^^;
綺麗な女優さんですね。(これだけ)


・・・・で <冬>の 幼子を置き去りにする母親役に パク・チア。
そう、キム・ギドク監督作品に 欠かせないといっても過言ではない女優さん。
顔は出ないのに なんだか存在感あるのが 不思議。








あと 凄いな~と思ったのは ボートのマジック。(私にはマジック)
寺は 湖に建ってるとばかり思いきや 動いてるしw @@
ここまで全部 キム・ギドク監督が 考えたのかと思うと 流石。


あの 俗世を隔てる 湖のほとりの寺への門が ギィィ~と開閉するたびに
なんだか 背筋がシャンとなるような 
全部見透かされてしまいそうな緊張感は 一体 何なんだろう><


感じたことを うまく全部まとめられないのが 自分でもイライラするけど(爆)
色々な感想を持てる映画だと思います。

















2009-07-23 02:21 / Comment:2 TrackBack:0   ▲ TOP

(* ̄m ̄)お得意のギトク監督作品ですなぁ~
ホント!着実に消化していってるねv-424
この映画は、今までのギトク監督のとはちょっと違った感じだね~
でも、絵画のような映像というか・・・景色がキレイだねv-398
本当に独特な世界があるよね~
気になる監督ですe-284

By . manami : URL  2009-07-27 Mon 23:09  [ Edit ]


manamiちゃん 一気に連投してくれたんだねヽ(´∀`*)ノ コマォ

はい。着実に消化してることにより 
ギドク監督作品の未視聴は 残る2つ!(*゜▽゜ノノ゛☆パチパチ
この映画の 絵画のような綺麗な映像は manamiちゃんにも是非見てもらいたいよ。
内容は 人それぞれ感じ方は違うだろうけど 映像は綺麗よ!
この映画を見て 四季を感じる事のできる日本に産まれて良かったと感じちゃった^^;
それにしても ギドク監督作品には 【水】が結構出てくるのよね。( ̄。 ̄)

By . KUMAKO : URL  2009-07-28 Tue 19:26  [ Edit ]




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